治療前は噛み合わせが深く下顎の成長が抑制された状態になっています。 治療していくと、下顎が成長してきています。 写真では、結紮線(リガチャーワイヤー)でメインワイヤーをくくりつけている装置ですが、現在、全部の歯に結紮線のない装置(クリッピー装置)を使用しています。利点は、● しばりつけないので、ワイヤー交換後の締め付けられたような独特の圧迫感がないこと● 装置とワイヤーの摩擦が非常に少ないので、歯の動きがよいこと● ワイヤー交換が短時間ですむため、お口を開けている時間も長くないので安心もちろん、セラミックで目立たないタイプも用意しています。
治療前
治療後
治療の開始時期を的確に見つけることができれば、歯をぬかずにお子様の歯並びを、こんなにきれいにすることができます。そのためにも、定期検診はとても大切です。
下顎の骨全体が右へ偏位しているケース(下の写真参照)でした。歯を抜かずに顎のずれもなおして、左右均等に噛めるようになりました。もし矯正治療をしなかったら、将来、頭蓋の右傾斜がひどくなり、著しい右の肩や首のこりなどで悩む可能性のあるケースでした。きれいになってよかったですね。
最近では、反対咬合(受け口)は乳歯列の早い時期から治療開始するのがよいということが認識されつつありますが、私どものクリニックでは、以前より反対咬合の早期治療に取り組んできました。歯医者さんになれているお子様で、治療が必要な場合、3歳6ヶ月くらいから治療を開始することがあります。ケースにもよりますが、反対咬合のまま噛めば噛むほど、反対咬合はひどくなっていくことが多いのです。
治療後の写真は、矯正装置を除去して数年後の経過観察の時に撮影したものです。
身長が伸びはじめる前に治療が開始できましたので、顎の発育を促進させることができ、歯を抜くことなしに治療を終えることができました。
ごらんのとおり口元のラインも非常にきれいになっています。
ただ並べるだけ、または上の奥歯を後ろに移動させようとしたなら口元は著しく前突し、顎関節症になりかねません。
現代っ子は顎が小さいのです、小さい顎に歯を抜いて並べますか?いいえ、顎の成長促進が大切です。
12歳で最終治療(マルチブラケット装置)開始です。治療前と治療後では口元の感じが違うのに注目してください。
下顎の前方への成長促進がメインのケースでした。アゴの成長促進を適切な時期に開始したため、ご本人本来の口元の美しさを引き出すことができ、結果、歯は自然な位置に並んできます。
「うちの子は、抜歯しないと治らないと言われたが、ほんとうに歯を抜かないと治らないのでしょうか。」というようなご質問を、保護者の方からよく受けます。年齢をお伺いすれば、マルチブラケット装置(針金の装置)が適用できる年齢(11歳〜12歳くらい、永久歯が生えそろう時期)で、もうすでに抜歯とは「なぜ?」と思うのが当然でしょう。抜歯は最終手段、アゴの発育がよくないのであれば、アゴの発育が良くなるようにしてあげる。ただそれだけのことです。
クリアアライナーは20〜30cm離れると装置はほとんど見えません。
最近のリンガルのDBS装置は、以前の装置の半分以下の大きさで、厚みもかなり薄くできています。発音しにくいといったことが大幅に改善されています。もちろん歯の裏側につけますので全然みえません。
当院では、中期治療といっています。フルバンド装置の前段階の治療です。3Dクワッドヘリックス、3Dリンガルアーチや特殊なバイトプレート(:私はバイトブロックと名づけています。歯科治療用のマウスピースです)を使用して、顎の骨の成長ともに、歯列を拡大していきます。メリットは、もちろん歯を抜かなくてすむこと、それと装置をつけていることをほかの人に気づかれずに治療をすすめられて最終的に最終治療(フルバンド装置)の治療期間が短くてすむことです。